<< ドクターヘリ靴任 | main | 三河一色大提灯まつりです >>

私の原点です

 

私の原点です

 

 

青春時代の私です

下の写真は航空情報1973年1月号に掲載された写真です

名古屋空港でセスナ150で初飛行して以来半世紀、私の人生のまさに原点です

この経験がその後の私の人生を大きく変えました

まさに私の波乱万丈のガチンコ人生の始まりでした

 

 

2018_02150017 400.jpg

 

 

農薬散布を主な事業としているヘリ会社が暇な時期にヘリの操縦訓練事業を始め、私は第一期生で最初の訓練生ですが私は諸般の事情で学科試験を合格した時点で中退しました

この時点で整備士見習いでの採用のお話がありましたがバカになりきれませんでした

後で考えるとここがチャンスだったのかもしれません

見のがしの三振です

まずはとにかく振ってみなはれでしたね

ちなみにこのヘリコプター会社は「中日本航空」、「朝日航洋」と共に日本三大ヘリ会社だった様に記憶していますが現在は存在していないようです

 

 

 

 

その後アメリカに渡り4年間ガーデナーをしながら事業用の飛行機とヘリの技能証明を取得しました

この当時マンションが1戸買える程のお金を投資した様に記憶しています

苦しい時期でしたが最も充実した時期で、お金では換算出来ない素晴らしい一生の財産を得た時期だった様に想います

今でもこの財産のおかげで生かさせて頂いていると感謝しています

 

ヘリのインストラクターはベトナム戦争でヘリボーン作戦に参加された方の様でとても厳しい方だった方の様に記憶しています

口癖は上手い下手は問題でない理屈を理解しろです

実地試験でも着陸場所が3回とも同じというよりも3回とも違う方が評価が高いのです

確かに理屈が分かって3回とも同じ場所に着陸できるのが理想ですが

日本とは考え方が根本的に違うのです

下の写真はアメリカでヘリの練習を始めて5時間目でのソロフライトで通常は30時間前後でソロフライトの様ですがまさに異例の出来事だったようです

この写真が初ソロフライトの時の写真です

インストラクターの声は聞こえませんが”大丈夫か〜”という気持ちは伝わってきた瞬間です

親指を立てて”エブリシングOK”です

航空機の世界では親指を立てる仕草は信頼の表現で万国共通です

ここからはまさに自己責任の世界でライセンス取得には欠かせないセレモニーです

 

 

 

 

およそ30分のソロフライトでした

その間インストラクターはコーヒーを飲んでいたようです

お前の技量を信頼しているよというポーズでしょうか?

日本での操縦訓練は無駄ではなかったようです

ちなみにこのヘリはちょっとしたミスでもすぐに墜落する代物だった様に記憶しています

 

 

 

 

帰国後数社のヘリコプター会社に飛行経歴書などを郵送し面接をお願いしたのですが「アメリカで取得したライセンスは日本では通用しない”という感じの返事でどこも相手にしてもらえなかった苦い経験をした記憶があります

当時はアメリカでヘリのライセンスを取得した例はなかったようです

アメリカでもFAAの試験官から日本人では初めてのケースではないかという様なお話がありました

未公認ですが「私がアメリカで日本人として初めてヘリの技能証明を取得した男」ですと自分で勝手に想っています

アメリカ人にとってはどうでも良い事でニュースにもならなかったですが、ライセンスを取得後アメリカ海兵隊から入隊の誘いの手紙が来たのには驚きました

それくらい当時のアメリカではベトナム戦争の後遺症で特に海兵隊のヘリのパイロットのなり手がいなかったのでしょう

ちなみに給料は月1200ドルで入隊すると市民権が取得できるという破格の好条件だった様に記憶しています

ちなみに当時のアメリカの大卒の初任給が600ドルだという事を一緒に飛行機の操縦を習っていた女性の友人から聞いた事がありこの誘いを羨ましがっていた思い出があります

入隊できたかどうかは分かりませんがこの時もチャンスだったのですが見逃しの三振でした

私の人生で上手くいかったのは何かが不足していたのですね

 

当時の日本のヘリ業界は閉鎖的で自衛隊退職者が主流でアメリカに比べて10年以上遅れていたような気がしました

仮に当時採用されていたとしても当時の日本のヘリ会社では上手くはやっていけなかったと想います

今想うと私の発想、行動は10年以上早かったという事で当時のヘリ業界には馴染まない存在だった気がします

その後ロビンソンR-22の出現でヘリも身近な存在になり海外でライセンスを取得する人も出てきだして状況も変わってきたようです

ま〜現在のヘリコプター業界を見ると一部の大手ヘリ会社を除いては斜陽産業であまり魅力のある業界ではなくプロのヘリパイロットを職業にしなくて良かったと思う様にしています

 

私にとってはヘリを通して色々な事を学ばせて頂けたと想って感謝しています

私にとってヘリコプターはまさに人生の原点であり師匠です

日本の航空業界はまだまだ欧米に比べて相当遅れている様な気がします

最近は航空機の性能や整備技術は向上していますが、操縦する側はと言えばそれに見合う人材は50年前とそれ程変わっていない様な気がします

むしろレベルは低下している様な感じがします

現在の航空機事故の80%はヒューマンエラーによるものの様です

航空機は最終的には人が操縦するものです

技術の方は努力すれば向上しますが人財を育てるとなるとなかなか厳しいものがある様な気がします

これはどの業界でも同様の様に想います

 

これからはドローンの時代で無人化が進行してますますヘリコプター業界は斜陽産業化する事でしょう

数十年後、昔はヘリコプターは人が操縦していたんだよという時代が来るかもしれません

そんな時代を見届けたい気がしますが私の命も後数年です

航空業界は安全運航が当たり前の厳しい世界です

航空従事者は常に最悪の事態(死)を想定して業務を遂行する覚悟、気概をもってほしいものです

航空機は最終的には人が「操縦」しているのです

自動車との大きな違いは「運転」と「操縦」、「運転手」と「操縦士」の違いです

ちなみに操縦とは”操る”という意味の様です

頭では理解できるのですがいざ実践となるとなかなか厳しいものがあるようです

特に緊急事態に遭遇した場合には「ちょっとした目に見えないミス」が生死を分ける事になりかねない様な気がします

誰でもが分かる当たり前の事ですね

 

プロの方から見ると的外れな老人の主張をしてしまいました

私は偉大なるアマチュワです

私の様な偉大なるアマチュワが航空業界のすそ野を広げる事で航空業界の発展に貢献する様な気がします

まだまだ日本は航空後進国で航空従事者の多くは上から目線のエリート意識丸出しの風潮があります

仕事は皆同じで厳しいものです

 

女性の戦闘機パイロットが誕生した様です

やっと日本もここまで来たかです

事の良し悪しは別にして欧米に比べて男女格差、自由という事に対する考え方が日本は数十年遅れている様な気がします

男と女という性別の違いはあっても、人間としての生き方、能力の違いはない様な気がします

男女平等、女性活躍社会、男女共同参画、男だ女だなどと言っている内はまだまだ未熟です

問われる事は”人間としてどうなの”、”戦闘機パイロットとしてどうなの”で男とか女など性別とは関係の無いお話の様な気がします

日本の女性の多くの方々はまだ根底に”男社会だから”とか”女だから”という被害者意識、甘えがある様な気がします

余談ですが日本での看護師の男性の割合は全看護師の5%にも満たないようです

また幼稚園の先生のほとんどは女性の様です

まさに男女差別です

何事も頭では理解できてもいざ実践となると難しい事です

差別と区別ははっきりさせないといけません

差別は絶対にあってはなりません

ちなみに差別と区別をインターネットで検索してみました

 

「差別」は比較することで優劣や上下関係をつけて分けること。
「区別」は対等な関係を保ちながら違いを認めること。

 

という事の様です

 

世の若者の男性諸君しっかりしないと近い将来女性社会になって男性が男女平等と主張しなくてはいけない社会になってしまいますよ

最も我が家などはだいぶ前からその兆候が表れています

 

職業には貴賤は無いけれど、生き方には貴賤がある

ある職人さんのお言葉です

職人気質の素晴らしさ、フーテンの寅さんの様な生き方に共感を感じる今日この頃です

おいちゃんの感想です

”バカだね〜”

 

 

 

 

合掌

 

 

 

 

 



コメント
初めて知りました 単なるヘリ好きの兄ちゃんと思ってましたが パイオニア だったのですね!! 尊敬!! 尊敬!!

生まれてきたのが 早すぎたのですね〜

ヒポポ様!! これからも面白いブログお願いいたしますね

貴方を以前から 尊敬しているkimより。

  • kim
  • 2018/08/25 11:03 AM
Kim師匠

お互いに生まれてきたのが10年〜数十年早すぎましたね
Kim師匠の言っていた3Dは今では医療の現場でも活用されていますね
当時変人扱いして笑ってごめんなさい天才と変人は紙一重ですね('_')
お互い発想は良かったのですが時期と踏ん張りどころを間違えてしまいましたね
ま〜それも人生ですね
私の方こそKim師匠を尊敬しております
励ましのコメントありがとうございました

  • ヒポポタマス
  • 2018/08/25 12:57 PM
おはようございます
徐々にお出かけもされているようで何よりです。

アメリカ留学のお話は断片的に伺っておりましたが、この投稿で良くわかりました。
ちょっと早かったのですね。

体調が良くなり気候も過ごしやすくなりましたら、また空港でお会いしお話をする事を楽しみにしています。
  • とうちゃぽん
  • 2018/08/26 9:15 AM
とうちゃぽん師匠

だいぶ体調の方は回復してきましたがまだ空港まで一人で行く自信がありません

早く1円でお買い上げ頂いた商品をお届けしたいのですがもうしばらくお待ちください

断捨離の方もヘリや飛行機のライセンスやフライトログなどはまだ捨てることがなかなか出来ないでいます

また空港でお会いできた折はよろしくお願い申し上げます
  • ヒポポタマス
  • 2018/08/26 11:36 AM
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
recommend
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM
2008JUGEMキャラコングランプリ
キャラクターデザイン:磯崎洋助/「おしゃれひつじ」